バイト仲間が新しいバイクに乗って出勤してきました。二人でバイクがほしいという話をしていたので驚きと羨ましさでそうしたのかたずねたところ、消費者金融でお金を借りて購入したと言っていました。

消費者金融でお金を借りたと聞いて正直心配しています。消費者金融でお金を借りるととんでもない金利で見る見る間に借金が膨らんでいくイメージがあり、怖いお兄さんたちに毎日取り立てに来られて、いつか海に沈められるのではないかと自分のことではないのに不安になります。実際のところどうなのでしょうか?大丈夫なのでしょうか?

消費者金融ってどんな印象?プロミスのカードローン

随分古イメージだと思いますよ。昭和な感じですね。プロミスに限らず、大手消費者金融のほとんどはメガバンクのグループ会社です。今やそんなに悪いイメージはありません。プロミスは三井住友銀行グループです。

今は法律がかなり厳しくなり、昔のようにとんでもない金利や悪質な取り立てはすぐに問題になります。実際、過払い請求訴訟問題などがそうですね。過払い請求訴訟問題以降、運営が厳しくなった消費者金融は少なくありません。倒産した会社もあります。

そもそも総量規制による貸し付けの規制が厳しくなったあたりから運営が厳しくなってきており、大手消費者金融はメガバンクなどの傘下に入りましたね。取り立てについても法律が厳しくなり、電話一本かけることすら時間帯なのが規制されている状況です。

闇金などは別ですが、最近の消費者金融はクリーンなイメージで対応も丁寧ですよ。プロミスも有名人を起用したCMなどをしていてさわやかなイメージがあると思います。

プロミスなどの消費者金融。かつてのサラ金の印象はどこへやら

プロミスの印象はずいぶん変わりましたね。というより、消費者金融自体の印象がずいぶん変わりました。

かつて消費者金融は、サラ金と言われていました。今カードローンを気軽に申し込んでいる若い人たちは、その言葉を知っていても、その実態は知らないでしょう。情報として知っていたとしても、消費者金融が現在のような健全性を持つ以上、リアリティーは持てないでしょう。サラ金とは、サラリーマン金融の略です。サラリーマンを地獄にまで落とすような強烈な取り立てでした。

サラ金は、法外な利息をもって融資をします。融資をした以上は返済を求めるわけですが、利息があまりにも高いため、きちんと返済するのが難しかったのです。すると、怖いお兄さんが、最初は脅しの電話を入れてきます。とても怖い口調で、かつ大声です。この段階を過ぎると、今度は自宅に押しかけます。近所迷惑になるような大声で、取り立てを行います。24時間行います。あまりに周囲に迷惑になるので自宅に入れてしまうと大変です。テレビを売れ、奥さんを身売りさせろ、などと、子供のいる前でも容赦のない脅しを入れます。木刀を持っている場合もあります。

また、勤務先にも電話をしてきます。上司や同僚が出てもお構いなしです。乱暴な口調で、返済を迫ります。どうしても返済ができないとなると、今度は別のサラ金を紹介してきます。もちろん、協力関係にあるサラ金です。ここで借入をさせて、返済金に充てさせるのです。もはやこうなると、どうにもなりません。完済ということは、想定できません。ただただ金利を払うために働くといった、地獄の生活になるのです。こうして、サラ金地獄、という言葉が生まれました。

これが今、想像がつくでしょうか。今やプロミスも三井住友銀行のグループに入り、コンプライアンスを重視して、顧客第一主義で営業をしています。返済が難しくなった人には、返済計画の立て直しなど、担当者が親身になって相談に乗ってくれます。かつての印象は、まったくありません。健全であることが、利益への一番の近道であることを、業界全体が悟ったのでしょう。時代は変わりました。

【参考ページ】
かつてのサラ金以上に凶悪な闇金融についてもチェック

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