50代の自営業者の男性です。銀行や消費者金融を利用しています。事業資金の一部を借りたり、急場の用立てがある際にカードローンを使っています。
ところでヤミ金でお金を借りると手数料を取られるって聞いたんですけど、それって本当のことなんですか?ちょっと信じられないのですけど…
ヤミ金でお金を借りると本当に手数料を取られます!
最初に言いたいことは、「絶対にヤミ金に手を出してはダメ!」ということです。まず、ヤミ金の基本的な定義について説明します。
ヤミ金とは、違法の消費者金融であって、貸金業の登録をしていない会社、貸金業として登録はしているものの利息制限法を遙に超える高い金利で融資している会社、登録している事実を上手にバレないように偽装しているような会社、別の違法な貸金業者を紹介して金を取るような「紹介屋」と言われている会社、かつ融資詐欺に近い、または詐欺の融資を行っているような会社のことを言います。
ヤミ金の取り立ては恐ろしく、恐喝紛いの手口はざらです。また、最近出没している“ソフト闇金”と言われている街金も違法な会社ですので注意して下さい。
ソフト闇金は、かつてのヤミ金のように恐喝紛いの取り立てや脅しはしません。が、金利は利息制限法を超えており、なによりも違法な消費者金融であることに間違いは無いのです。
だから、「昔のような怖いヤミ金ではない」といった理由で安易に手を出してはいけません!ヤミ金もソフト闇金も多重債務者や、どの銀行や消費者金融でも融資を受けられない人の弱みにつけ込んで、恰も恩を着せるような語り口と態度で融資するのが一般的なやり口となっているようです。
一度融資を受けると、高金利ゆえに借手はその返済のためにまた同じようなヤミ金からお金を借りてしまう羽目となり、最終的には借金の泥沼に嵌り込んでしまって抜け出せなくするのがヤミ金の一般的な手口と言えます。
そして、ヤミ金では貸したお金から、なんらかの名目を付けて手数料を差し引くのです。それは毎回融資してもらうたびに手数料を取られるのです。
だから借りれば借りるほど手数料を取られてしまうことになります。合法である銀行や消費者金融では考えられない手口と言えるでしょう。
さらに、手数料だけでなく、保証金や審査料の名目で何万円も取られて、その分まで借金させられたという悲惨な話しも現実にあるのです。だから、絶対にヤミ金に手を出してはいけないのです。
「手数料ぐらい取られても借りられるならいいや」と考えるのは非常に軽率です。なぜなら、手数料を取る手口は後に控えている悲惨な結末のほんの序章に過ぎないのですから…
ヤミ金の手数料払ったのにまた取り立ての電話がかかってきた!
多重債務者と呼ばれる人がいます。大手の消費者金融で貸付を断られ、中小でも無理でした。そこで、ヤミ金と呼ばれるところから借りました。インターネットで申しこんで、借入の契約書は作っていません。最初に、貸付金から手数料を取られました。そのあと、貸付金を返しました。しかし、取り立ての電話がかかってきました。利子が付いて、それでは足りないということでした。払わなければ、裁判沙汰にするとのことでした。
最初に、ヤミ金とは何でしょうか。闇の金融という意味のようです。表には出ていない金融業者と言うことになります。法律上は、消費者などに金銭を貸し付ける場合は、貸金業法の登録をすることになっています。登録をすると、行政の指導、監督を受けることになります。サラ金、消費者金融などと呼ばれる金融機関は、通常は、この登録を行っています。色々な規制があり、異常に高い金利の貸付や、口約束のような貸付はできないようになっています。
貸金業者は、営業所ごとに、専門の資格を持った従業員を配置することになっています。元金と利子を説明した書面も、利用者に交付することになっています。利子は、利息制限法という法律で制限されています。法律に違反すると、懲役や罰金の罰則もあります。警察が動くこともあります。
ヤミ金の手数料とは、何でしょうか。手数料というのは、使う側にとっては都合のいい言葉に見えます。何かの仲介などをして労を執ったことに対する報酬のようなものでしょう。金銭的な水準がはっきりしない性質のものです。一般的な金銭の貸し借りなら、貸し手は借り手から、元金に利子を上乗せして受け取ればいいものと考えられます。間に入った者が手数料を求めるなら、道理もあります。この場合は、意味が不明です。
次に、一般的な貸金業者の手続きは、どうなっているのでしょうか。手順としては、借入申込、貸付審査、貸付決定、貸付契約、カード発行、借入、返済といった流れです。このうち、貸付契約の段階で、この多重債務者は、基本的な貸付条件の確認をしていないようです。また、業者が、適切な説明を行ったか疑問です。そもそも貸金業法の登録をしているのでしょうか。世の中には、人をだましたり、脅したりすることに慣れている人たちがいます。
ヤミ金に関する相談は、市区町村の無料の法律相談、司法書士、弁護士などに持って行った方が良さそうです。業者の指導や、債務整理に、専門的な知識を借りられるかもしれません。多重債務の状態なら、債務整理をして、場合によって自己破産なども考えなければなりません。取り立てが常軌を逸してくれば、警察への相談なども必要かもしれません。